看護師で働いている人が転職するうえで注意すべきポイントはどこにあるのだろうか。転職は人生の中で大きなイベントの1つであり、後悔しないためにも注意しながら活動を進めるべきである。

現状では、働きながら転職活動をする看護師は非常に多くいる。ある調査によれば転職をした看護師のうち、約75%が働きながら活動を行ったというデータがある。生活がかかっているので、退職してから転職活動するのはリスクがあると考える看護師が多いのだ。このように働きながら転職活動を行う場合、まずは勤務先の就業規則をチェックしよう。何故なら、就業規則には「退職する場合は1ヶ月前に伝える必要がある」「退職希望がある場合は書面で通知すること」などと書かれているからだ。民法の規定では退職を伝えてから14日で退職することが可能だが、無用なトラブルを防ぐためにも就業規則に従った方が良いだろう。

また働きながら転職活動するときは、周囲にそのことを口外しない方が良い。何故なら、もし転職活動がうまく行かずに今の職場にとどまることになれば、その後仕事がしづらくなる可能性があるからだ。人によっては転職に対して良いイメージを持たないケースがあるので、簡単に周囲に転職活動していることを漏らさないことがベストである。

そして最後に注意すべき点として、決して転職を焦らないことだ。働きながら転職活動するということは、今の職場に不満があるからだろう。その分早く転職したいと焦りがちになり、判断力が鈍って就業規則を見落としたり簡単に妥協してしまったりする恐れがあるのだ。満足いく転職をするためにも焦りは禁物である。